先日 治療中に窓から庭を眺めると一匹のキツネが歩いていました
このあたりでは 森や林の近くを散歩すると
キツネやタヌキ リスやカモシカ そしてイノシシやクマなどを
見かけることがあります
しかし よっぽどお山に食べ物がないのでしょうか
こんな人家のお庭を日中堂々とキツネが歩いていくのは初めてみました
山に住む動物たちにとって秋は 厳しい冬に備えてせっせと食べ
脂肪としておなかにたくわえなくてはなりません
実は人間にもこの野生の本能が残っていて
食欲の秋には胃酸が多く分泌され それがさらに胃を刺激して
食欲が増すようになっています
さらに 実りの秋に実る果物の果糖が他の糖類にくらべ
おなかの中で脂肪としてたくわえられやすくなっているのには
自然の摂理は実にうまくできているなと感心します
ところが 自然界では食べ物がなくなる冬にも人間は
冬こそ美味しいものがたくさんあると 食べ過ぎてしまいます
人によってはこの秋から冬にかけての食べ過ぎが
春の花粉症の引き金になっているかもしれません
野山の生き物たちは 少し人間が欲張り過ぎたために
食べるのに苦労しているようです
きっと昔より広い範囲を歩き回っているのでしょう
せめて人間もただただ食べ過ぎにならないように
スポーツの秋 からだを動かして 代謝を上げやすい
柔軟なからだを作っておきましょう
このあたりでなまけ者のことを「のめし」と言います
過ぎたのめしはからだに悪いですよ
それでは 次回更新は10月26日(金)です お楽しみに